今日は何の日【1月】

1年365日。
毎日多くの記念日があります。
その中で防災に関する記念日をご紹介いたします。

東京消防出初式(1月6日 年中行事)


東京消防庁による「出初式(でぞめしき)」は、年の初めに同庁の消防署員らが消防動作の型などを演習・披露する行事である。

1659年(万治2年)正月4日に、旗本が率いる定火消(じょうびけし:江戸幕府の職)が上野東照宮で一年の働きを誓ったことに由来するとされる。
当時、江戸の町は、1657年(明暦3年)に発生した「明暦の大火」により未だ焦土のなかにあり、町民は苦しい復興作業にあたっていた。

東京以外でも消防関係者により、この日を中心として仕事始めの行事である「出初式」が行われる。
新春恒例行事の一つであり、「出初式」は新年の季語となっている。

「出初式」では一斉放水・避難救助などの消防演習、梯子乗り(はしごのり)・木遣り歌(きやりうた)など伝統技能の披露、消防団・消防車のパレード、消防職員・消防団員・消防功労者に対する表彰などが行われ、そのほか地域によって様々な行事が行われる。

消救車の日(1月7日 記念日)


消防自動車の日本国内トップシェア企業であり、世界初の「消救車」を開発した株式会社モリタホールディングスが制定。

「消救車」とは、消防自動車の消防機能と普通救急自動車の救急機能を併せ持つ緊急車両「消防救急自動車」のことである。
2005年(平成17年)1月7日に、その第1号車が千葉県松戸市に配備されたことからこの日を記念日とした。

桜島の日(1月12日 記念日)


1914年(大正3年)のこの日、鹿児島県の桜島で、史上最大の大噴火が始まった。

この大噴火は通称「大正大噴火」と呼ばれ、その後約1ヵ月間にわたって頻繁に爆発が繰り返され、多量の溶岩が流出した。
一連の噴火によって死者58名を出した。

流出した熔岩は桜島の西側および南東側の海上に伸び、それまで距離400m・最深部100mの海峡で隔てられていた桜島と大隅半島とが陸続きになった。
また、火山灰は九州から東北地方に及ぶ各地で観測され、軽石などを含む降下物は東京ドーム約1600個分の約32億トンに達した。

噴火によって桜島の地盤が最大約1.5m沈降したことが噴火後の水準点測量によって確認された。
この現象は桜島北側の海上を中心とした同心円状に広がっており、この中心部の直下、深さ約10kmの地中にマグマが蓄積されていたことを示している。

防災とボランティアの日(1月17日 記念日)


1995年(平成7年)1月17日(火)に発生した阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)にちなんで制定された記念日。

1995年(平成7年)12月の閣議で記念日の制定が決定され、翌1996年(平成8年)から実施されている。
災害に対する自主的な防災とボランティア活動の認識を深め、災害への備えの充実を図ることが目的。

阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震は、1995年1月17日の午前5時46分52秒に発生した。
震源は淡路島北部沖の明石海峡で、深さ16km、マグニチュード7.3であった。
また、戦後初の大都市直下型地震で、最大震度7の激震が適用された。
死者は6434人、行方不明者は3人、負傷者は4万3792人、全壊・半壊した家屋は約25万棟で、兵庫県を中心に大阪府や京都府など近畿圏の広域で大きな被害を出した。

この日には発生時刻の午前5時46分に合わせ、被災各地で追悼行事が営まれる。
震災の際、学生を中心とした多くのボランティアが活躍したことから、1995年は日本の「ボランティア元年」とも呼ばれる。
1月15日~21日は「防災とボランティア週間」となっている。
この週間には、災害時におけるボランティア活動や自主的な防災活動の普及のための講演会・講習会・展示会などの行事が実施される。

振袖火事の日(1月18日 記念日)


1657年(明暦3年)のこの日(旧暦)、「明暦の大火」と呼ばれる江戸時代最大の火事が発生した。

死者は10万人を超え、江戸城天守閣が焼け落ちたほか、多数の大名屋敷、市街地の大半が焼失するなど、江戸中を焼き尽くすほどの大火事であった。
明暦の大火(1657年)・明和の大火(1772年)・文化の大火(1806年)は江戸三大大火と呼ばれる。

言い伝えによると事の起こりは3年前。
商家の娘おきくが偶然見初めた若衆に恋いこがれるが、恋は叶わず明暦元年1月16日、16歳で亡くなった。
彼女の紫ちりめんの振袖は質屋、古着屋を介して2人の娘に渡るが、いずれも1月16日に亡くなってしまう。
供養を頼まれた本妙寺ではわざわざ因縁の16日を外して18日に供養すべく振袖に火をつけたが、突然吹いた強風により空に舞い、本堂に飛び込み、火が広がってしまった。
それが江戸中を焼き尽くす大火の原因となったという。

大火の火元については、上記のような「振袖火事」とも呼ばれる「本妙寺失火説」、江戸の都市改造を実行するため幕府が放火したとする「幕府放火説」など諸説ある。

家庭用消火器点検の日(1月19日 記念日)

東京都中央区新川に事務局を置き、防火・防災意識向上のための啓発・普及などの事業を行う一般社団法人・全国消防機器販売業協会(全消販)が1991年(平成3年)10月に制定。

日付は「1」と「19」で消防機関への緊急通報電話番号「119」となり、11月9日は消防庁が定めた「119番の日」であるため、1月19日を記念日とした。

「消火器」は、一般住宅におけるもっとも手軽な初期消火設備である。
家庭用の消火器をよく知ってもらい、家庭での点検、使い方などの認識を高めてもらうことが目的。

日本最低気温の日(1月25日 記念日)

1902年(明治35年)のこの日、北海道上川地方旭川市で日本の気象観測史上の最低気温であるマイナス41.0℃を記録した。
これが日本の最低気温である。

1978年(昭和53年)2月17日に北海道の幌加内町ほろかないちょう母子里もしりの北大演習林でマイナス41.2℃を記録したが、気象庁の公式記録の対象から外れていたため、公式では旭川市の記録が最低気温となっている。

2月17日は記念日として「天使の囁きの日」となっている。
また、富士山頂の最低気温としては、1981年(昭和56年)2月27日にマイナス38.0℃を記録している。
年間平均気温(1981~2010年)は富士山頂がマイナス6.2℃、旭川市が6.9℃で、富士山頂のほうが13.1℃も低い。
年間平均気温で見ると富士山頂が日本で最も寒い場所といえる。

ちなみに、世界の最低気温の記録は1983年(昭和58年)7月21日に南極大陸のロシア・ヴォストーク基地で観測されたマイナス89.2℃であった。
その後、記録が更新され、2010年(平成22年)8月10日に南極大陸の東部のドームA付近でマイナス93.2℃を観測し、これが世界の最低気温となっている。

文化財防火デー(1月26日 記念日)

1949年(昭和24年)のこの日、世界最古の木造建築である奈良・法隆寺の金堂で火災が発生し、世界的にも有名であった金堂の壁画のほとんどが焼失してしまった。

火災の原因について、公式には壁画模写の画家が使っていた電気座布団の漏電による出火とされている。

この事件は国民に強い衝撃を与え、火災など災害による文化財保護の危機を深く憂慮する世論が高まった。
この火災を教訓に1955年(昭和30年)、文化財を火災や震災などの災害から守ることを目的に、当時の文化財保護委員会(現:文化庁)と国家消防本部(現:消防庁)が記念日を制定。

この日は「文化財を火災から守ろう」のスローガンのもと、寺社など全国各地の文化財施設で大規模な防火訓練が行われる。

防災農地の日(1月31日 記念日)

農地を災害時に活用する取り組みを行う大阪府防災農地推進連絡会が2003年(平成15年)に制定。

日付は、「ぼう(棒=1)さ(3)い(1)」(防災)と読む語呂合わせと、同連絡会が発足した日であることから。
農地等の持つ「防災」機能に着目し、農地等を防災空間として保全・活用することが目的。

防災農地について
農地は、新鮮で安全な食料を提供する場としてはもとより、国土の保全や防災、景観・環境保全、教育・福祉などの多面的な機能を有している。

1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、農地やため池などが都市部における貴重なオープン・スペースとして、避難地や避難路、さらに延焼の遮断防止などに重要な防災空間であることが認識された。

農家と、行政・地域住民の多様な連携により、農地を防災空間として保全・活用する取り組みが進められている。