大震災名言録


書籍の情報

著書名…大震災名言録

著者…藤尾潔

出版社…アドレナライズ

初版発行日…2017/12/1

電子書籍でのみ購入可

出版元紹介文

忘れるくらいなら、笑ってほしい

「大丈夫だよ」と言葉で伝えるかわりに、周囲を笑わせることで「大丈夫」を伝えるのが関西人。

「おい、これテレビで全国に流れるぞ。関西人やねんからなんかボケてみせ、ボケてみせ」
「こんだけ応援したっとんのに立ち上がろうとせん。阪神といっしょや」
「あんな倒れ方もある、こんな倒れ方もある、建造物倒れ方博覧会や」
「まあこんなこと言うたらなんやけど、アパートの壁がまるごと取れてしもて中身がそのまま丸見えのやつ、あれ『リカちゃんハウス』そっくりやね」
「家の中で壊れんと残っとるのは、茶碗三つだけや」
「ええかげんにしてくれ! トン汁はもう、においかぐのもイヤや」
「これが震災使い回しグルメナンバーワンやったね。こういうのは、伝承せなあかん」
「こんな話題やから明るい話でいきたいと思ってます。なんで私の頭見まんねん?」
「日本じゅうからあらゆる悪いヤツが集まっとる、泥棒甲子園状態や」
「『いくぞきゅうごにボランティア、阪神大震災一九九五年』とか語呂合わせされて歴史の参考書とかに載るんやろなあ」

本書は、笑いをバネに、阪神淡路大震災を乗り越えたユーモア震災記。NHKの日本語教育センターの教材に採用されたのをはじめ、『朝日新聞』、『毎日新聞』、『潮』、『赤旗』など40以上のメディアで取り上げられた。“異色の震災本”として話題となった伝説の名著が、電子書籍となって復刊!東日本大震災を経て、政府、マスコミの対応、あるいはボランティアの様子は、どれだけ進歩していたのか。それは本書を読んで、読者諸氏に判断してもらいたい。

目次

推薦文 ユーモア震災記(田辺聖子)

1 男と女と震災と

2 避難所もろもろ事情

3 震災関西弁あいさつ辞典

4 炊き出し食い倒れよもやま話

5 ボランティア図鑑

6 震度7通信交通錯綜事情

7 地震当世胸算用

8 神戸人物往来

9 マスコミ瞬間血風録

10 がんばれ神戸? 心のケアむずかし事情

11 おっちょこちょい政治

感想

防災小町
苦境に立たされながらも、自然に湧き出る関西人特有のユーモアを交えながら書かれています。面白いと言うと不謹慎ですが、笑いで乗り越えていこうというのが伝わって読んでみて良かったです。