50年に1度の記録的大雨とは?

 

近年、毎年のように「数十年に一度」や「観測史上初」と表現される大雨が発生し、大きな被害をもたらしています。
2020年(令和2年)7月3日以降に熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した集中豪雨を『令和2年7月豪雨』と気象庁が命名しました。
球磨川の氾濫により、熊本県南部、川辺川・球磨川流域の人吉市や球磨村を中心に、九州や西日本で大きな被害が発生しました。

タカシ
最近よくニュースなどで耳にする『50年に1度の記録的大雨』について教えてください。
防災小町
はい、勘違いされてる方も多いので説明いたします。
防災小町
今から約30年前の1991年(平成3年)以降の観測データから計算して、数学的(統計学的)にその地域で50年に1度起きるようなレベルの大雨と言う意味です。
防災小町
なので実際に50年毎に発生しているわけではありません。
防災小町
また、今年発生したから、今後50年は起きないという意味でもありません。
防災小町
今後の気候変動が大きくなれば、毎年のように発生することも無くはありません。
防災小町
くれぐれも、「あと50年は災害が発生しないから、何の準備もしなくていい」という意味ではありませんので、災害に対する準備は怠らないでください。
タカシ
私たちは「50年に1度」という言葉から、災害規模の大きさや危険度をイメージできるようにして、災害に対応できる力をつける必要があるのですね。
防災小町
株式会社防災小町では、すべての人に災害防衛力を!まもる力を育てます。守られる側から衛(まも)る側へ。非常時に考えずとも動くチカラを育てます。

 

写真提供:相良村 くま川鉄道川村駅付近支援活動(チーム川村駅) レポート

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