ダンゴムシのポーズは危険?

ダンゴムシのポーズとは

ダンゴムシのポーズとは、地震が起きたときに、頭を守るために体を丸くする姿勢です。

この姿勢は、1990年代に阪神・淡路大震災をきっかけに広まりました。
当時、阪神・淡路大震災では、多くの人が頭部や顔面を負傷しました。
そのため、頭を守ることが重要と考え、この姿勢が普及したのです。

現在では、前みたいに見なくなってきましたが、まだまだ幼稚園や小学校などを中心に積極的に行っているところもあります。
また、消防署が行う防災教育にも組み込まれているところもあります。

ダンゴムシのポーズが危険な理由

ダンゴムシのポーズが危険な理由は、以下の3つです。

視界が狭くなる

ダンゴムシのポーズをすると、頭を下げ、両手で頭を抱えるため、視界が狭くなります。
そのため、地震発生時に、建物の倒壊や落下物などの危険を早期に発見できず、避難が遅れる可能性があります。

身の危険を逃れるための行動が制限される

ダンゴムシのポーズをすると、体全体が丸まってしまうため、身の危険を逃れるための行動が制限されます。
例えば、地震発生時に、机の下に隠れる、ドアの下から外へ逃げるなどの行動が難しくなります。

地震の揺れで姿勢が崩れる可能性がある

地震の揺れは、非常に激しいことがあります。
ダンゴムシのポーズをとっていると、地震の揺れで姿勢が崩れ、頭を強く打つ可能性があります。

ダンゴムシポーズの代わりに、どのような姿勢をとればいいのか?

ダンゴムシポーズは、危険なため、避けるべきです。その代わりに、以下の姿勢をとることをおすすめします。

机やテーブルの下に隠れる
机やテーブルの下は、地震の揺れから身を守るのに効果的です。机やテーブルの脚をしっかり握り、身をかがめて、頭を守ります。

壁に寄りかかって身を守る

壁に寄りかかって身を守るのも、有効な方法です。壁に背を向け、両手で壁をつかみ、身をかがめます。

屋外にいる場合は、しゃがみ込む

屋外にいる場合は、しゃがみ込むことで、地震の揺れから身を守ることができます。両手を頭の後ろに回し、頭を守ります。

ゴブリンポーズ

倒れず素早く移動できる姿勢で生存確率を上げるポーズがあります。
それは、ゴブリンポーズです。
詳細は以下のリンク先からご覧ください。

幻冬舎plus 震度7の生存確率より
https://www.gentosha.jp/article/16169/

まとめ

ダンゴムシのポーズは、地震の際に頭を守るための姿勢ですが、危険なため、避けるべきです。
その代わりに、机やテーブルの下や壁に隠れる、屋外ではしゃがみ込むなどの姿勢をとるようにしましょう。