ゼリー状着火剤は継ぎ足さないで！危険を避けるための使用方法

ゼリー状着火剤は、その利便性から多くの人に利用されています。
しかし、その使用方法には慎重さが求められます。特に、火が燃えている最中に着火剤を継ぎ足すことは絶対に避けるべきです。
この記事では、ゼリー状着火剤の特性やリスク、安全に使用するためのポイントについて詳しく解説します。

ゼリー状着火剤の特性とリスク

ゼリー状着火剤の主成分はメチルアルコールで、非常に発火性が高いという特性を持っています。
この着火剤は、少量でも簡単に燃え広がり、特にキャンプやバーベキューなどでの火起こしに便利です。
しかし、その一方で、燃えている炎が見えにくいという性質があります。
これにより、使用者が炎の存在に気づかず、無意識に着火剤を継ぎ足してしまうリスクがあります。

この見えにくい炎が存在する状態で、さらに着火剤を追加すると、瞬時に引火し、着火剤の容器内部で爆発を引き起こす可能性があります。
爆発が起こると、周囲に火が広がり、重大な火災や怪我の原因となります。

なぜ継ぎ足しが危険なのか

ゼリー状着火剤を使用している最中に、継ぎ足しを行うのが危険な理由は、その炎の特性にあります。
メチルアルコールは、燃焼時に青白い炎を発しますが、日中の明るい場所では特に見えづらくなります。
そのため、まだ燃えている状態だと気づかずに、着火剤を継ぎ足す行為をしてしまうことがあります。

さらに、着火剤が燃え尽きる前に継ぎ足すと、容器内部で蒸気が溜まり、その蒸気が引火しやすい状態を作り出します。
この状態で再度火がつくと、瞬間的に爆発を引き起こし、容器が破裂してしまいます。
結果として、火の粉や燃えた液体が飛び散り、周囲に火災を広げる原因となります。

ゼリー状着火剤を安全に使用するためのポイント

ゼリー状着火剤を安全に使用するためには、いくつかの重要なポイントを守る必要があります。
まず、着火剤を使用する際には、燃焼中に絶対に継ぎ足しを行わないことが最も重要です。
もしも火力が足りない場合は、完全に火が消えてから新しい着火剤を追加するようにしてください。

また、使用する場所にも注意が必要です。
風通しの良い屋外で使用し、周囲に燃えやすいものがないことを確認してください。

使用後の処理と保管方法

ゼリー状着火剤を使用した後の処理も非常に重要です。
使用後の容器や残った着火剤は、火が完全に消えてから処分するか、次回使用するまで安全な場所に保管してください。
特に、子供やペットが触れられない場所に保管することが重要です。

また、容器のフタがしっかり閉まっていることを確認し、直射日光が当たらない涼しい場所で保管することが推奨されます。
これにより、容器内部での圧力の上昇や、外部からの火種による引火を防ぐことができます。

まとめ

ゼリー状着火剤は便利な道具ですが、その使用には細心の注意が必要です。
特に、火が燃えている状態での継ぎ足しは非常に危険であり、爆発や火災を引き起こすリスクがあります。
安全に使用するためには、火が完全に消えてから新たに着火剤を追加すること、適切な保管方法を守ることが大切です。
これらのポイントをしっかりと守り、安全で楽しいアウトドアライフを送りましょう。