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防災の日だけじゃ足りない!月1回1分でできる家庭チェックリスト

9月1日の「防災の日」は、毎年日本中でさまざまな防災訓練が行われ、多くの人が一時的に防災意識を高めます。
しかし、災害は年中無休でやってきます。
年に一度の点検や訓練だけで安心していませんか? 
防災は「続けること」が何より大切です。

この記事では、忙しい家庭でも無理なく続けられる「月1回1分」でできる防災チェックリストを紹介します。
防災を日常に取り入れるヒントを、具体的に解説していきます。

防災用品の「見える化チェック」

まず確認したいのは、防災用品がきちんと「見える場所」にあるかどうかです。
非常用持ち出し袋が押し入れの奥に埋もれていないか、懐中電灯がすぐ手に取れる場所にあるかを見直しましょう。

災害時はパニックになり、頭で考えている余裕はありません。
だからこそ、防災用品は「すぐに取り出せる」ことが命を守るカギになります。
月に一度、場所の確認だけでなく、「本当にこれで大丈夫?」とイメージトレーニングをしておくと、備えがぐっと強化されます。

水と食料の「賞味期限チェック」

備蓄してある水や食料は、日頃から使いながら補充するローリングストックが基本です。
とはいえ、意外と見落としがちなのが賞味期限の確認。
月に1回、ペットボトルの水や非常食の期限を見て、古くなりそうなものは食卓に取り入れて補充しましょう。

特に水は命を守る最重要アイテムです。
備蓄量の目安は1人あたり1日3リットル×7日分が理想ですが、最低でも3日分は確保しておきたいところです。

家族の「避難ルート再確認」

家族全員が、いざという時にどう動くかを知っているかも重要なポイントです。
自宅から最寄りの避難所までのルート、危険箇所、集合場所などを、月に1回確認しておきましょう。
小さな子どもや高齢者がいる家庭では、特に重点的に意識しておくべき項目です。

地図を壁に貼ったり、LINEグループで情報を共有するのもおすすめです。
家族で一緒に話す時間を設けることで、自然と防災意識が高まります。

スマホの「防災アプリ&バッテリーチェック」

スマートフォンは、今や防災ツールとして欠かせません。
防災アプリや気象情報アプリが最新の状態になっているか、きちんと通知がオンになっているかを月に一度確認しましょう。
また、モバイルバッテリーも忘れがちなポイント。
定期的に充電状態をチェックし、いざという時に使えるようにしておきます。

災害は情報戦です。
最新の情報を素早くキャッチできるかどうかが、命を守る分かれ道になります。

家具・家電の「安全固定チェック」

地震の時、けがの原因になるのは倒れた家具や落下した家電です。
タンスや本棚、冷蔵庫などがしっかり固定されているか、月1回目視で点検しましょう。
特に季節の変わり目は、湿気や乾燥でネジがゆるむこともあるため、定期的な確認が不可欠です。

また、家具の上に物が積み上がっていないかも要チェックです。
落下リスクを減らすだけで、被害は大きく変わります。

まとめ

防災は「特別な日」にするものではなく、日常の中でコツコツ積み重ねるものです。
月1回、たった1分の確認でも、続けることで確実に家庭の防災力が高まります。
見える化チェック、賞味期限チェック、避難ルートの再確認、スマホのアプリ&バッテリーチェック、家具の安全固定――この5つを毎月意識するだけで、いざという時の安心感がまるで違います。

忙しい毎日の中でも、ほんの少しの時間を防災に使う。
それが、大切な命を守る最強の備えになります。