今、そこ(日本)にある危機
現在進行形で日本に迫る危機(災害)が迫っています。
日本に迫りくる危機とはなんでしょうか?
どうぞ、最後まで読んでみてください。
目次
1 はじめに
2 地震
3 暴風雨
4 火山噴火
5 戦争災害
6 おわりに
の6つの項目についてとなります。
1 はじめに
日本は、有史以来、大地震や火山の噴火に襲われています。今後30年以内に大地震が発生する可能性も政府より発表されております。
また、近年、地球温暖化による気候変動の影響により、日本を襲う台風が巨大化したり、線状降水帯により広範囲で水害等が発生しております。
令和になり、日本周辺の情勢も日々悪化しております。R国のウクライナ侵攻・C国による尖閣諸島問題・NK国の弾道ミサイルなど・・・。
国民一人一人が、危機意識を高めるためにも、今、日本に迫りくる危機を知らなければなりません。
2 地震
近い将来の発生の切迫性が指摘されている大規模地震が内閣府より発表されています。
首都直下地震【直下型地震】
首都直下地震は、南関東地域を震源地にする地震。
この地域でマグニチュード7クラスの大規模な地震が今後30年に70%の確率で発生すると予想されています。
相模トラフ沿いの海溝型地震【海溝型地震】
相模湾から房総半島南東沖にかけての相模トラフ沿いの地域及び南関東地域の直下では、これらの領域を震源域とする被害地震が繰り返し発生しています。
過去にはこの日本列島が位置する陸のプレートの下に、南方からフィリピン海プレートが沈み込んでいる場所を解放する大地震(M8クラス)が発生しており、近年では大正関東地震(1923年)がこれにあたります。
南海トラフ地震【海溝型地震】
南海トラフは、日本列島が位置する大陸のプレートの下に、海洋プレートのフィリピン海プレートが南側から年間数cm割合で沈み込んでいる場所です。
近年では、昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)がこれに当たります。
昭和東南海地震及び昭和南海地震が起きてから70年近くが経過しており、南海トラフにおける次の大地震発生の可能性が高まってきています。
中部圏・近畿圏直下地震【直下型地震】
この地域には、多くの活断層が確認されております。
中でも、大阪府豊中市から大阪市を経て岸和田市に位置する上町断層帯は、全体として長さは約42kmで、ほぼ南北方向に延びており、断層帯の東側が西側に乗り上げる逆断層です。
マグニチュード7.5程度の地震が発生すると推定され、その時、断層近傍の地表面では東側が西側に対して相対的に3m程度高まる段差や撓みが生ずる可能性があります。
日本海溝・千島海溝周辺地震【海溝型地震】
この地域は、過去に巨大津波を伴う大地震が多く発生しております。
中でも、30年以内にマグニチュード7.8から8.5程度の規模巨大地震が80%程度の発生確率がある、根室沖のプレート間巨大地震。
20mを超える巨大津波が発生する可能性も予想されています。
3 暴風雨
台風や大雨は、毎年大きな災害をもたらします。
近年の地球規模の環境変動により、巨大台風が多く発生するようになりました。
また、前線や低気圧などの影響や雨を降らせやすい地形の効果によって、積乱雲が同じ場所で次々と発生・発達を繰り返すことにより起きる集中豪雨では、激しい雨が数時間にわたって降り続き、狭い地域に数百mmの総雨量となる線状降水帯なども多く発生しています。
こうした大雨や強風により、河川の氾濫や土砂災害、高潮などが複合的に発生しております。
4 火山噴火
現在、日本に111の活火山が確認されていて、世界でも有数の火山大国です。
災害の要因となる主な火山現象には、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流、溶岩流、小さな噴石・火山灰、火山ガス等があります。
火山による災害には、噴火によって噴き出されるものがもたらす災害と、噴火そのものが原因となって発生する災害があります。
火砕流
高温の溶岩の破片や軽石、火山灰が、火山ガスや大気とともに火山の斜面を高速で流れ下る現象のこと。
火山泥流・土石流
山の斜面には、火山灰、火山れき、火山岩塊といった火口から噴き出したものが積み重なっています。
これらが大雨によって周囲の樹木などを巻き込んで流れ下る現象のこと。
溶岩流
火口から出た溶岩が地形に沿って流れ下る現象のこと。
空振
火山爆発によって、空気が振動する現象のこと。
周辺にある建物の窓ガラスを割る被害が出ることもあります。
噴石・火山弾
ふつう火口には以前噴火したときの噴出物が堆積しています。
新たな噴火が起こるとこの堆積物が、水蒸気やマグマとともに吹き飛ばされます。
これらを噴石いいます。
中には空中に飛ばされたマグマの表面が冷やされて固まり、砲弾のようなかたちになって地上に落下することがあります。
これを火山弾といいます。
どちらも非常に危険です。
火山灰
火口からの噴出物のうち、直径が2mm以下のものが火山灰といいます。
地上に降り積もるとさまざまな災害を引き起こします。
植物を枯らし、雨などで水を吸うと重くなって建物を破壊したり、電線に付いた火山灰は停電の原因になります。
また、吸い込むと自動車や飛行機のエンジンが故障します。
人間の健康も損なうなど、広範囲に影響があります。
岩なだれ(山体崩壊)
大規模な噴火や直下型の地震が起こると、火山自身が崩壊してしまうことがあります。
これを山体崩壊と呼び、火砕流と並んでもっとも危険な火山の災害とされています。
津波
山体崩壊によって発生した大量の土砂・岩石が一気に海や湖に流れ込むと、海面に大きな凹凸が生まれます。
これを火山性の津波と呼びます。
火山ガス
火口や噴気口から出る火山ガスのほとんどは水蒸気ですが、炭酸ガス、硫化水素、亜硫酸ガスなどの有毒な成分を含むこともあります。
人や動物の命を奪うことがあります。
5 戦争災害
近年、日本周辺の国々による敵対行動とも受けとれる行動が多く確認されております。
これらは、我が国の領土が脅かされたり、直接国土を攻撃される可能性も高くなっております。
現在進行形で、R国のウクライナ侵攻により、国連が機能しないことが全世界に知れ渡りました。
拒否権を持つ常任理事国による侵略行為は、正当行為になりつつあります。
R国
2022年2月24日に開始されたR国によるウクライナへの侵攻。
仮にもウクライナが負けてしまったら・・・
次は日本かもしれません。
最近もこのような記事がありました。
R国が昨年(2021年)夏にウクライナではなく日本攻撃を準備していたと米ニューズウィーク誌が報じ、大きな話題になっています。
11月24日に英語版に掲載され、翌日の25日に日本語版に転載されました。
情報源は、R国連邦保安庁(FSB)内部にいる者からの告発メールだそうです。
内容としては、昨年8月の時点で、R国が日本に対する局地的な武力攻撃を計画していたというもののようです。
北方領土に近い北海道東部への攻撃が念頭にあったものだと思われます。
真相は分かりませんが、R国による日本侵攻は有り得ない話ではないのです。
C国
C国も南沙諸島問題など国際法を無視した行動をとっております。
日本に対しても、ほぼ毎日のように尖閣諸島周辺海域におけるC国海警局に所属する船舶等が領海内に侵入しており、我が国の領土を虎視眈々と狙っております。
NK国
2022年も、多くのミサイル実験(ロケット砲も含む)を行っております。
防衛省の発表を簡単にまとめてみました。(12月5日現在)
1月 5日 弾道ミサイル 日本の排他的経済水域(EEZ)外
1月11日 弾道ミサイル 日本の排他的経済水域(EEZ)外
1月14日 弾道ミサイル 日本の排他的経済水域(EEZ)外
1月17日 弾道ミサイル×2 日本の排他的経済水域(EEZ)外
1月25日 巡航ミサイル×2 日本の排他的経済水域(EEZ)外
1月27日 短距離弾道ミサイル×2 日本の排他的経済水域(EEZ)外
1月30日 弾道ミサイル 日本の排他的経済水域(EEZ)外
2月27日 弾道ミサイル 北朝鮮東岸付近に落下
3月 5日 飛翔体
3月16日 弾道ミサイル 発射直後に空中爆発
3月20日 ロケット砲×4 黄海
3月24日 ICBM級弾道ミサイル 北海道渡島半島の西約150キロの排他的経済水域(EEZ)内
4月16日 飛翔体×2 日本海
5月 4日 飛翔体 日本海
5月 7日 潜水艦発射弾道ミサイル
5月12日 短距離弾道ミサイル 日本海
5月25日 弾道ミサイル×2
6月 5日 ミサイル×8 日本の排他的経済水域(EEZ)外
6月12日 多連装ロケット砲
7月10日 多連装ロケット砲
7月11日 多連装ロケット砲
8月17日 巡航ミサイル×2
9月25日 弾道ミサイル
9月28日 弾道ミサイル×2 日本の排他的経済水域(EEZ)外
9月29日 短距離弾道ミサイル×2
10月 1日 弾道ミサイル×2
10月 4日 弾道ミサイル 太平洋上の排他的経済水域外へ落下
10月 6日 弾道ミサイル×2
10月 9日 弾道ミサイル×2 日本の排他的経済水域(EEZ)外
10月12日 巡航ミサイル×2 黄海
10月14日 弾道ミサイル ロケット砲
10月18日 砲撃 黄海 日本海
10月23日 ロケット砲×10
10月28日 短距離弾道ミサイル×2
11月 2日 弾道ミサイル×3 様々な種類のミサイル×10以上 計23発
11月 3日 ICBM級弾道ミサイル
短距離弾道ミサイル×5 日本海
砲撃×80
11月 5日 弾道ミサイル
11月 9日 弾道ミサイル
11月17日 弾道ミサイル
11月18日 ICBM級弾道ミサイル 北海道の渡島大島の西方約200kmの日本海のEEZ内に落下
このうち、10月4日と11月3日にJアラートが発令されました。
NK国のミサイル技術も向上しておりますが、いくら実験とはいえ日本本土に着弾する可能性も十分にあります。
今後、核実験も再開すると思われます。
6 おわりに
「天災は忘れた頃にやってくる」を言われた寺田寅彦(物理学者)は、『天災と国防』(昭和9年11月・雑誌「経済往来」に寄稿)でこう述べています。
青空文庫「天災と国防」より
https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2509_9319.html
日本はその地理的の位置がきわめて特殊であるために国際的にも特殊な関係が生じいろいろな仮想敵国に対する特殊な防備の必要を生じると同様に、気象学的地球物理学的にもまたきわめて特殊な環境の支配を受けているために、その結果として特殊な天変地異に絶えず脅かされなければならない運命のもとに置かれていることを一日も忘れてはならないはずである。
日本のような特殊な天然の敵を四面に控えた国では、陸軍海軍のほかにもう一つ科学的国防の常備軍を設け、日常の研究と訓練によって非常時に備えるのが当然ではないかと思われる。
寺田寅彦氏が言うまでもなく、日本は世界有数の自然災害大国です。
また、日本周辺国からの脅威も年々増加しております。
自然災害(天災)と戦争災害(戦災)は私たち日本人にとって脅威であり、それぞれの日頃の備えが必要です。
ですが、その危機意識を持っている日本人は、まだまだ少ないと感じます。
【参照・参考】
内閣府 地震災害
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/hokenkyousai/jishin.html
地震調査研究推進本部
https://www.jishin.go.jp/
気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/index.html
首相官邸 火山噴火
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/funka.html
がまだすドーム
https://www.udmh.or.jp/
海上保安庁
尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
民間人のための戦場行動マニュアル
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/20974/
日本版 民間防衛
https://www.garo.co.jp/archives/316