ヨシ!じゃない熱中症対策(アルコール飲料)

熱中症対策にアルコール飲料はNG!

夏になると、熱中症のニュースをよく耳にするようになります。
熱中症は、高温多湿の環境で体温調節がうまくできず、体温が40度以上になった状態です。
重症化すると、意識障害や痙攣などの症状が現れ、最悪の場合死に至ることもあります。

熱中症を予防するためには、こまめな水分補給が欠かせません。
しかし、アルコール飲料は熱中症対策には適していないということをご存知でしょうか?

アルコール飲料はなぜ熱中症対策にNGなのか?

アルコールには利尿作用があります。
利尿作用とは、尿の量を増やす作用です。
アルコールを摂取すると、尿の量が増え、体内の水分が排出されます。

熱中症の予防には、汗をかいて失った水分を補う必要があります。
しかし、アルコール飲料を飲むと、汗をかいて失った水分の量よりもさらに多くの水分が排出されることになります。
その結果、脱水症状に陥り、熱中症を引き起こすリスクが高くなります。

また、アルコールは体温調節を司る中枢神経を抑制する働きがあります。
そのため、アルコールを摂取すると、体温調節がうまくできなくなり、熱中症のリスクが高まります。

熱中症対策におすすめの飲み物

熱中症対策には、水やスポーツドリンクなどの水分補給を心がけましょう。

水は、汗をかいて失った水分を補うのに最適です。
スポーツドリンクは、水分と電解質を補うことができます。

また、汗をかいた後は、塩分や糖分を補給することも大切です。
塩分や糖分が不足すると、脱水症状が悪化してしまいます。

熱中症対策にアルコール飲料を飲むのは避け、水やスポーツドリンク、お茶などをこまめに飲むようにしましょう。

熱中症対策のポイント

熱中症対策のポイントは、以下のとおりです。

・こまめな水分補給
・涼しい場所で過ごす
・日差しを避ける
・暑い場所では、無理をせずに休憩する

熱中症は、予防が大切です。
上記のポイントを押さえて、熱中症対策をしっかりと行いましょう。