献血の種類と詳細を解説!自分に合った献血方法を選ぼう
献血は、病気やけがで輸血を必要とする患者さんの命を救うために、無償で血液を提供することです。
日本では、日本赤十字社が献血の運営を担っています。
献血には、大きく分けて「全血献血」と「成分献血」の2種類があります。
それぞれの種類について、詳細を解説します。
全血献血
全血献血は、血液中のすべての成分を採血する方法です。
採血量は400mLと200mLの2種類があり、400mL献血は赤血球製剤、200mL献血は赤血球製剤と血漿製剤の両方に使用されます。
400mL献血
400mL献血は、赤血球製剤を必要とする患者さんに多く使用されます。
採血にかかる時間は約15分程度です。
200mL献血
200mL献血は、赤血球製剤と血漿製剤の両方に使用されます。
採血にかかる時間は約10分程度です。
成分献血
成分献血は、血小板や血漿といった特定の成分だけを採血する方法です。
採血量は血小板成分献血が約200mL、血漿成分献血が約600mLです。
血小板成分献血
血小板成分献血は、血小板を必要とする患者さんに多く使用されます。
採血にかかる時間は約30分程度です。
血漿成分献血
血漿成分献血は、血漿製剤を必要とする患者さんに多く使用されます。
採血にかかる時間は約60分程度です。
自分に合った献血方法
自分に合った献血方法とは、以下の3つの条件を満たす方法です。
・健康に問題がないこと
・献血の基準を満たしていること
・献血したいと思っている方法であること
具体的には、以下の2つの方法があります。
全血献血
400mLの血液を採血する方法です。
体重50kg以上の17歳以上69歳未満の男性と、体重52.5kg以上の18歳以上69歳未満の女性が対象です。
成分献血
血漿、血小板のいずれか1種類の血液成分を採血する方法です。
全血献血よりも回数制限が緩やかです。
- 献血バス
献血バスで献血ができる方法です。
自宅や職場の近くなどで献血できます。
自分に合った献血方法を判断するためには、以下の2つのポイントを押さえておくとよいでしょう。
献血の基準を満たしているか確認する
献血には、体重や年齢、健康状態などの基準があります。
これらの基準を満たしていないと、献血を断られることがあります。
献血したいと思っている方法を選ぶ
献血は、全血献血、成分献血の2つの方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の希望に合わせて選びましょう。
献血を申し込む前に、まずは献血の基準を満たしているのか確認しましょう。
献血の基準を満たしていれば、あとは自分の希望に合わせて献血方法を選べばよいでしょう。
献血2回目以降は、インターネットやアプリから献血の予約できるます。
献血予約がスムーズにできます。
なお、献血を断られた場合は、その理由を聞いてみましょう。
献血の基準を満たしていない場合は、体調を整えて改めて献血に申し込むことができます。
まとめ
献血は、誰でも簡単にできるボランティアです。
自分の体力やライフスタイルに合わせて、自分に合った献血方法で、患者さんの命を救うために貢献しましょう。