その防災グッズは本当に必要?優先度の低いもの5選
災害はいつ起こるかわからないからこそ、防災グッズを備蓄しておくことは大切です。
しかし、備蓄するものが多すぎて、何が本当に必要かわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、優先度の低い防災グッズを5つご紹介します。
1. テント
災害時に野外で過ごすことを想定して、テントを持っておくという方も多いでしょう。
しかし、避難所へ行けば野外で寝るようなことはほとんどなく、大きいテントを持ち歩くのはかえって避難行動の妨げになります。
もし、災害時に野外で過ごす可能性がある場合は、コンパクトで軽量なテントや、簡易トイレや毛布などの代替品を用意しておきましょう。
2. 手回しラジオ
災害時に情報収集するために、手回しラジオを用意しておきたいと思う方も多いでしょう。
しかし、手回しラジオは、手回しが難しい、故障しやすいなどのデメリットがあります。
ラジオを聴くだけでしたら、従来の乾電池式ラジオを用意しましょう。
またスマートフォンを充電したい場合は、ソーラー充電やモバイルバッテリー、乾電池で充電できるものなどを用意しましょう。
3. ナイフ
万が一のために、ナイフを用意しておきたいと思う方もいるでしょう。
しかし、ナイフは使い方を誤ると危険なため、使い慣れていない場合は、それほど必要ではありません。
もし、ナイフを用意するなら、使い方をしっかりと覚えておき、安全に使用できるようにしましょう。
※銃刀法違反にならないようにご注意ください。(警視庁:刃物の話)
4. ロープ
災害時に瓦礫をどかしたり、物資を運んだりするために、ロープを用意しておきたいと思う方もいるでしょう。
しかし、ロープは使い方を誤ると危険なため、ロープワークの知識と技能を身につけていない場合は、それほど必要ではありません。
もし、ロープを用意するなら、ロープワークの知識と技能を身につけておきましょう。
5. ティッシュペーパー
汚れを拭いたり、水気を拭き取ったりと、何かと便利なティッシュペーパーですが、防災グッズとして用意するには優先度が低いです。
なぜなら、ティッシュペーパーは水に流せず、厚さもあるために荷物がかさばってしまうからです。
ティッシュペーパーを防災グッズとして用意するのであれば、水に溶けるタイプのものを選びましょう。
アルコール配合の除菌ウエットティッシュがおすすめです。
優先度の低い防災グッズを避けるためのポイント
優先度の低い防災グッズを避けるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
・災害時に本当に必要なのかをよく考えてから購入する
・災害時にどのような状況になるのか、想定してみる
・使い方をしっかり理解してから使う
まとめ
災害時に本当に必要な防災グッズは、以下のようなものです。
・飲料水
・食料
・着替え
・常備薬
・懐中電灯
・ホイッスル
・応急セット
これらの防災グッズをしっかりと備蓄しておくことで、災害時の被害を最小限に抑えることができます。
また、防災グッズを備蓄する際には、以下の点に注意しましょう。
・家族の人数や年齢に合わせて、必要なものを選ぶ
・賞味期限や使用期限を確認する
・定期的に点検・補充を行う
災害はいつ起こるかわからないからこそ、日頃から防災意識を高め、備えをしておきましょう。
今回ご紹介した優先度の低い防災グッズは、あくまでも一般的な目安です。
ご自身の状況やライフスタイルに合わせて、必要な防災グッズを検討してください。